アキ君とノブちゃんの心の動きコーナー

 えー、このシリーズの体裁が基本的に赤城君の一人称ということで、なるべく他キャラの心の動きも読みとれるように書いてるつもりですが、語りすぎるのもヘンだし、流れも乱れるし、と最小限に止めている(つもり)ので、時には大丈夫かな…と悩むことがあります。この仏事ネタ、アキとノブちゃんが一体いつ結託(笑)したのか、ノブちゃんは妻子持ちなのに何してまんねん、アキは今まで好きだったんなら何で指をくわえていたのか、等々ギモンが湧くのはでないか、と思います。それで簡単に彼らの心情の動きをご紹介……いらん世話と思う方は、是非読まないで…読んだらある意味幻滅かも知れません(汗)


 アキは勿論いじめられていたガキの時分から赤城君が好きだったわけですが、やっぱり男同士、ということと、赤城君が一人息子、しかも(一応)本家の息子、というのがためらいの元となり、告白するのを憚られていたのですねー。そして全然ソノ気なさそうだったし…さて、そのうち赤城君が都会へ出ていってしまったので、絶対彼女作ってバンバン遊んでいるに違いない……と諦め、アキもそれなりに女の子作って楽しんでおりました。しかしいい年になっても赤城君がさっぱり結婚する気配がない。なんだか彼女すら作ってないらしい、というのが何年も続いてだんだん諦めなくてもいいのじゃないか、おれが貰っても(笑)いいのじゃないか、いやおれが貰うのが運命かも知れない、と再度お熱が上がります。そういう時のお話です。
 今まではいなかったかも知れないけど、実は今はいるかもしれない、と思いつつ法事に来たアキ君、ガキを抱いた赤城君にまず先制パンチを食らいます。かわいすぎる……聖母のような美しさ。とっても間違ってますが、もうクラクラです。そして仕事の探りを入れ、昔ちょっと聞いた過酷労働を未だ続けているのに心を痛めます(笑)そして叔父さん方との会話を聞きながら、やっぱり彼女はいないらしい…と、どんどん想いが募ります。そしてアキはノブちゃんに
「おれ、諦めきれない、我慢できない……今日、告白する」
と打ち明けます。ノブちゃんは別にそういう気持ちは赤城君に対して抱いてはおりませんでしたし、アキがそんな気持ち持ってるのも初耳でしたが、好奇心旺盛というか、なんだかイケナイ感が溜まらなくそそったと言うか、そう言われてみれば、色っぽい、そそる…、と思ったのですね。で、ここで家族湯作戦が練られたのです。その流れは、ちょっと割愛、というか細かく考えるのが面倒です。そうですね、まあ待てや、家でするとどこで誰が聞いてるか分からない。自然に外へ連れ出そう。そうだ家族湯。ヌードも見られて密室だぞ。おれが上手く誘い出してやるからそこでやれ。とそそのかしたとしましょう(笑)ただし親への対処法とかの面倒事も協力してやるからチューさせろと迫ったのでしょう。なのでさりげに風呂話を持ち出したのはノブちゃんなのです。
 でまあ結果的にノブちゃんの存在が赤城君の警戒心を薄れさせたわけです。
 アキは家族湯と決まったときからもう盛り上がりっぱなし、なので家族湯までエッチを我慢するつもりでしたが、作中でも言っていた通り、喪服を脱がしたいのと、ナマナマしい匂いを嗅ぎたかったので、我慢できずに家の中でちょっと突っ走ってしまいました。
 ノブちゃんは勿論アキがソノ気なのは知ってますから、ドアを開けたときキスしてたのなんか丸分かりです。赤城君が顔を逸らしたときの白いうなじにそそられて、「っかー早くチューしてえぇぇ。てーか舐め回して突っ込んであんあん言わしてみてえぇぇ」と内心思っていたのはナイショです。また、アキが股間触って煽るもんだから余計です。キスだけなんて我慢できない、と大いに煽られちゃってます。なので家族湯では、アキが止めるまでどんどんいくつもりだったのです。大人のいじりっこ、したかったのです(笑)でもノブちゃんはポーカーフェイスが得意です。澄ました顔で騙すの得意です。一体仕事は何をしているのでしょう。まぁ普通の営業サラリーマンです。まぁキスくらい、そんなに悪いことしてるつもりもない男です。困ったもんですね(汗)でも私、そういうノブがだんだん好きになってしまいました。
 こうして一路家族湯へ……。アキはノブちゃんがポーカーフェイスの裏で非常にウキウキしているのを兄弟なので感じ取っています。また、これからプロポーズ(笑)するので緊張もして車の中では静かです。だんだん思い詰めてきちゃったりしてます。
 あとは本編の流れの通り……。また、フラレ直後なので、風呂上がりノブちゃんのようにはアキは赤城君に対して接せません。なのでノブちゃんと赤城君の会話が延々続くのです。
 …というのが2人の心理だったのでずが、読みとっていただけましたでしょ~か。こんな解説、いらん世話のよ~な~

 あと、ワタクシ大変な過ちを犯しております。直ぐに気付いたのですが、まぁいいか…と。赤城君は、お正月編で田舎で指輪、してますね!あのときはついうっかり、と言うことにしておいてくれぇ。あれ以来益々気を付けるようになった、と。
 以上、小解説でした。  

Copyright 2005 Lovehappy All Rights Reserved.