ブレイクスルー2 -4-

「あの2人なかなかやったやん。特に達っちゃん?機嫌悪そうにしとったけど、話したら結構おもろい子やん」
 デスクに座って仕事をしていると、隣の席の宮川さんが楽しそうに言う。
「そうですか。良かった……。また、来て貰いますよ。実は、あの2人彼女いなくてね…」
「なぁるほど」
 口の端を彼女が上げる。そして手を顔の前で組みながら、
「でも、赤城君は、彼と仲直り出来ひんかったみたいね。途中で消えたん、話しとったんでしょう?」
 おれはトイレでのことを思い出し、目を落としながら、
「ええ…まあ。どうも根が深くて、いい子やから、ずっと友達でいたいんですけど」
 キスの感触がまざまざと甦り、ぞくりと身を震わす。
 昼前、おれの方が原田に電話した。
「今日、昼、どう……?」
「昨夜は、さみしかった?」
 少し嬉しそうな口調。
「あほう。……決まってるやん、」
「じゃ、例のとこで、な。それじゃ」
 昼時、原田は、いつものように落ち着いてた。ただ何となく、感じるものがあった。
「昨日は、家に帰ったん?」
「帰ったよ。……一ヶ月ぶり、くらい?あんま居場所なかったな」
 何となく自嘲的な笑みを漏らす。
「お前はどないやってん。達に、何かされへんかったか?」
「………。別に。皆おったし」
「お前とこの女、結構可愛いな」
 箸に刺したハンバーグをおれに突きつける。おれはちょっとムッとする。
「おれ、あの内の1人と、上手くいくか知れへんわ」
「そうかい。……そんなんさせへんわ。おれよりイイやつなんか、おるわけない」
「また始まったな。うぬぼれが……。でもあんまり留守するようなら、また寂しさに負けるかしれんで。……」
「それは責めとんか。おれが家に帰ったらあかんのか」
 何か、ますますハラが立つ。
「……そんなこと、言うなんて……。昨日は、誰と何処に行ったのさ…。何で、家に帰る必要があったん……?何か、冷たいよ」
 すると原田は食べ終わった口を紙ナプキンで拭きながら、
「すまん、一本吸っていい?」
「原田……!」
「……連れと、飲みに行っただけ、さ。あんまり遅くに帰っても邪魔かなと思って、さ」
 連れ、というのはこの辺で友達のことである。最初はびっくりしたものだ。連れって、なんか「つれあい」みたいじゃないか。原田は本当にタバコをくわえ、おれを避けて煙吐く。そしておもむろにニヤニヤし、
「それに、お前の反応が見たかったしな。これであっさりのまんまやったら、ちょっとガックリ、やったけどな。大成功?」
「……ひどい、意地悪いよ、……ふん、もう今度したら鍵返して貰うぜ」
「お前の方がいつも冷たいくせに……。人の振りみて、我が振り直せ、って言うだろ。鍵は返さへんで。一度貰ったものは、返さへん」
 原田はタバコを揉み消すと、
「出ようか」
「迷惑料に、奢ってよ」
 彼はサイフの中を見ながら立ち上がり、
「お前、たかりが上手いな……。まだ時間ある、あっこ行かへん?」
 おれは顔に火が点いたようになる。
 あそことは、例のトイレだ。まったく盛ってる、と思う。家にどっちかが帰らなかったり、遅くなりそうな日には中でやり、人に見られずキスしに行ったりしている。ホントにキレイなトイレで、いつもいい匂いがしてるので全然気にならない。今日は、ヤル気だ……と何かが教える。
 トイレに人目を避け2人で入ると、すぐに壁に押しつけられキスをする。
 体中がとろけそうになる。しかし、ハンバーグの味がする。仕方ないか。
 おれは、強くかき抱く。キスだけで、いい。
「原田……愛してる」
「おれは言わんでも分かってるやろ」
「言って……」
「愛してる」
 おれが唇を塞ぐ。彼は手でおれをまさぐり、
「今日は立ったままバックでやってみよか」
 おれはかあっとなる。
「やだ……!超恥ずかしい、それに、壁汚すんちゃう?」
「壁なんか汚さへんて。あっこに手ぇ付いてやんねん」
 原田はピカピカと磨かれた三面になってる、デッカイ鏡の填った洗面台、大理石様の、を指す。
「じょーだん……!目ぇ開けられへんやないか、」
 おれは目が眩み、声を上げる。
「じゃ、壁にお前のをスリスリしながらやる?おれはどっちでもええで」
 目をくりくりさせて言う。
「早よせな、休み時間が終わってまう、よし、今日は壁面でえーわ、」
 彼はおれをひっくり返し、壁に押しつけると、後ろから手を回しズボンを引きずり下ろす。左手を服の中に忍び込ませ、胸元を撫で、右手であれを刺激する。
 おれは壁に左の頬を押しつけ、縋り付く。
「久しぶりの、御馳走」
と嬉しそうに彼が言う。たった1日なのに……。でもおれも同じ思いだ。
 おれのが勃つと、後は壁にお任せして、彼は、
「ウンチしてない?」
「してる……って言うたら?」
「舐めたらん。指だけ」
「……してません。余りしません」
「そーやよなあ。フシギなやつ。かといって便秘でもなし、」
 そして彼は2つの肉塊を鷲掴みにし、舌で愛撫を加えてくる。差し込まれるたび、身体が熱く震え、声が出る。
 ゆっくりと彼が後ろから入れてくる。奥まで達すると、深い息が漏れる。そして直ぐに、性急に体内を突き上げられる。
 少しだけ腰を引いて、掴まれながら、…でも、壁にも当たる位に、激しく。
 腰が砕けていきそう。立っていられるのが、不思議だ。
「超いい、めっちゃ可愛い、」
 声が出る。彼がおれのを強く掴む。連動して原田を誘い込むように締め上げる。
 終わると、おれは息を切らして便座に座る。彼は自分のを拭ってトイレットペーパーをクズカゴにポイと捨てると、カチャカチャ音を立ててチノパンを引き上げる。
「早よせな間に合えへんで」
 おれを見て言う。
「はかしたる」
とか言って腰に手を当て唇を塞ぐ。
「……今日はちゃんと、帰ってよ。残業あったら、呼んでいいから、」
 彼は仕方ないなという風に微笑を浮かべ、
「ハイハイ」

 午後に張さんのところに行くことになった。
 チャイムを鳴らすのにためらう。引き戸の玄関のたたきの隅に置いてある、アロエの鉢に目を落とす。
 思い切って押すと、インターホンから張さんの声が。
「赤城です。……原稿頂きに来ました。それと新原と」
 ドアが開けられる。いつもの張さんだ。
 書斎に通され、前回分を受け取り、新原の説明をする。
 コーヒーを頂きながら、
「あの、張さん、昨日……」
「トイレのこと?」
 彼はニコニコと笑う。おれはコーヒーに目を落としたまま、
「あ、……林田君何か言うてました?」
「泣いてたよ」
 おれは胸が痛くなる。少し頭を振る。
「彼とのケンカってのは、そういうやつやねんね。……」
「おれが悪いんです」
「君は、どうなん。……もしかして、君、原田君と、……」
 おれは無言で頷く。彼も溜息つき、
「そうか……」
「あの、気色悪いと思わないで下さいね。……ずっと、友達でおって下さいね。おれたち別に、節操なく男好きな訳ちゃいますし、」
「君がいい子なんは分かってるよ。……でも、そうか……。君は、キレイやもんなあ。男にしては。……それで、お肌のため、か……」
「おれは、もうどうしたらいいのか分かりません。どうやったら達っちゃんを元に戻せるのか……失くしたくない、友達やったのに。……おれが、悪いんです。おれが、あほやったんです。何もかも……。もう、会わん方が、ええんやろか、」
 彼も黙り込んでいる。考えている風。
「あ……こんなん言うても分かりませんよね。想像もつきませんよね。……申し訳ないです」
「でも、相談に乗る位なら出来るよ。当事者だけでは分かれへんことあるやろし、愚痴も聞いてあげられる……あんなん見てしまったからには、知らんでは済ませられへんし、」
「あ、もう帰らんと、……じゃ、また来ます。…一度ゆっくり、おれの恥でも聞いて下さいね。本当の話、1人ではちょっと……。原田とおれとでは、スタンスが違うし、」
「今日にでもいらっしゃい。君はほんとに、つらそうにしてるで」
 おれは優しく微笑む張さんに礼をし、原稿袋を持って立ち上がった。
 その日おれは8時位に最後の納品を済ませ、直帰ということになった。
 しつこいと思いつつ原田に電話する。知ってる電算のヤツ、青木さんが出て、もう帰ったと言う。
「なんか電話かかっとったん、赤城君ちゃうかったん?」
と言われてどきりとする。
「いえ……。ほんならいいです。じゃ」
 今度は家に電話してみる。帰っていない。おれは張さんに電話した。
 張さんは、地下鉄で待ち合わせてスシでも食いながら話そうと言ったが、みっともない話なのでやだと言うと、
「奥さんじき帰ってくるさかい、ウチもあんまようないで」
「じゃあ…取りあえず駅前で。どっか静かな店で」
 駅前の、銀行の前に張さんはもたれていた。2人で商店街に向かいながら、おれが
「おれ居酒屋しかよう知らん」
と、居酒屋のうるささを思い、顔をしかめると、
「いっそ出るか」
 と駅に引き返し、地下鉄に乗って街へ出る。電車では吊り広告を見ながらつい版下的な話をしてしまう。書体が合ってないとか、字がばらけてるとか、禁則がきいてないとか……職業病だ。
 通りへ行って、おれの好きな、エスニックっぽい店に入る。
 おれは真向かいに座るのがほんとに好きじゃない。原田は、まあいいけど、特にこんな話は、面と向かってしたくない。そこで、カウンターに行く。
「……最初は、達っちゃんと付き合ってたんです。好きだとは思ってましたけど、愛してるとは思えなかったんです。……でも、経験ないし、おれを好きや、…欲しい、って言うてくれるから、つい……」
 張さんはどういう風に思ってこんな話聞いてるんだろう。顔が見られない。
「おれたち5人で仲良しなんです。…あと2人、いる訳ですけど、そいつらはまあ外野で、おれたち3人のことは何も知りません。…おれと達っちゃんが、働いてる時もいつも一緒やったし、…まあ、親友と思とった訳なんです。原田なんかよりずっと気楽やったし…で、うーんと、何て言うかな…達っちゃん以外にそんな、好きになるヤツなんかおれへんやろと思ったから、OKしたんですけど……浅はかでした」
「原田君を好きになっちゃったの?」
 おれは頷き、
「……それも、えらい展開で。あいつ強引でしょ。おれが達っちゃんと付き合っとろうがお構いなしで。で、ついおれも、許してしまって…拒んでいれば、また今頃違ってたんじゃないかと思うんですけど、でももうおれは、原田以外のヤツは、したくないんです…。キスも、困るんです。でも、結果的に、おれが達っちゃんを裏切った形だから、強く言えなくて…」
「でも、ずるずるといったらあかんやろ。ぴしっといかな」
 おれは溜息をついた。
「おれは寝取られたんですよ。原田に。……」
 張さんに目を走らす。さすがに険しい顔してる。
「浮気です。…それを黙っている内に、すっかり原田に魅せられて…。早い内に、言っておけば良かった。もしくは、よく考えて達っちゃんなり、原田なりを拒めば良かったんです。…でも、おれは、2人とも失いたくなかった……」
 今考えても身勝手だと思う。それは、思いやりなんかじゃない。
「それで、林田君は、君が忘れられない……」
「らしいです。おれが、軽い気持ちで許したばっかりに……」
 張さんは少しいたずらっぽく笑い、
「罪作り」
「おれはそんなに引力のあるスゴイヤツとは自分で思えへんのですけど。幻惑されてるんだと思います。原田は違うと思いますけど。あいつはほんとにおれをよう知ってる…おれは、あいつが今一つ分かりませんけど」
 原田のことを思い出す。今日は、何してる…?おれに黙って。
「でも、幻惑されるのも分かる気がするよ。君は原田君と居るとき以外は、分かりにくい。妙にミステリアスな感じする」
「そう、それ…。何ででしょうね。昔はともかく、おれは今自分を作ったりしてません。そりゃ、おれは率先してバカやる人間じゃないですけど、極めてナチュラルに、してるつもりですけど、だから達っちゃんも目を覚ませば……、」
「君が、やっぱりキレイだからやろね」
 おれは張さんに目を向けた。
「おれは、キレイですか…?」
 張さんはじっと目を見張っておれに見入り、目を反らし、
「きれいやで」
「四半世紀生きてきて、そないまできっぱり言われたんは、今年が初めてや。肌白いとか、ルックスがええ方やとかは言われとったけど。キレイだなんて、」
「もう、そういう風に見てしまったら…止まらんと思うで。そういう目で見いひんかったら、見過ごしていくと思うけど、対象外として…君は、なんか、ある……」
 おれは自嘲気味に笑った。
「色気、ですか。んなもんどうでもいい。…原田を掴まえとく以外では、そんなもんいらん……。あいつのためなら、なんぼでもキレイに、色っぽくなりたいけど」
「本当に好きなんだね」
「そうです……。自分でも、不思議です。こんなに他人を愛せるなんて。……」
「君らは、どうしたって付き合ってたんちゃうかな。先でも、後でも。……もう、林田君には、会わないでいたら……?」
「やっぱり、そうですか……。そうかなあ。それでも、見守らずにはいられませんよ。彼が、心配で……。彼をねじ曲げてしまったのは、おれなんやから。きっと、おれは、自分でも知らん間に彼を誘惑しとったわ」
 果てしなくローなところに沈み込んでいくおれたち。
「おれは彼を、放したくない、放さないためには、何でもすると、思とってんから……」
「でもそれは、愛じゃなかった……」
「……あほやわ。ほんま。独占欲が強すぎるねん。…原田も、それじゃないといいけど……」
「愛されてて、幸せ?」
「はい……。この上なく」
「じゃ、大丈夫やって。……熱いな、君たち。うちのように倦怠期にはまりこんだら、あかんで」
 おれは張さんの飄々とした顔に目を向け、
「また、そんな……。奥さんとは何年目ですか?」
「19の時から付き合って、25で結婚して…うわー、もう13年にもなる。もう飽きたわ」
「すげーっ。13年……!おれは原田との13年後なんて、想像したくない。汚いおっちゃんになってそう。……飽きたは、ひどいんちゃいます?」
「まあ別れんとおるからね」
 張さんが羨ましくなる。グラスに目を落とし、少し漏れる笑みを抑えきれず、
「好きだなあ、張さんは」
「いきなり危険な発言やな。おれを誘惑したら、あかんで。W不倫にはまり込むから、」
「張さんは、落ちるかなあ?」
「試さないでね。怖いから。僕の人生狂わさないで」
「これからも、ひとつヨロシクお願いします」
 おれは何だかおかしみが沸いてきて、ニヤニヤしながら頭を下げた。
「何や訳分からんこと言うてるな。今更何言うてんねん」
「おれは張さんを人生の師と仰ぐから、道を踏み外さず成功していって下さいね。あ、目一杯失敗してもろっても構いません。轍を踏まんように、生きて行けますから」
「もう充分失敗してるで。あんな情けない仕事して、君らみたいなハイエナに仕事で食いつかれ、金はなし、奥さんに頭は上がらんし、」
「どん底ですね」
「その通り」
 2人で噴き出す。ハラがよじれそうな位笑った。
「ほな出よか」
「はい、」
 張さんはレジで金を出し、
「ここは奢っといたるわ、」
「当然ですね」
「君、いきなり変わったで……。あかんで。あの姉ちゃんらのマネしたら」
「済みません。ごちそうさまでした」
とおれは頭を下げる。
 百貨店の、車のショールームの前で、立ち止まり、
「じゃまた何か話しとうなったら話して。セックスの相談は別にしてね」
「それは全然不満ありませんから」
「ほなおれが相談するわ」
 そこで手を振って別れる。
 なんか、凄く心が晴れ晴れとしてる。何一つ解決してないのに。吐き出すだけで。
 しかし、張さんと離れ、通路のここそこにたまってる団体の間を縫いながら駅に向かっていると、少しずつ心が翳っていく。時計を見る。11時前。駅への、三階までのエスカレーターを一段ごしに駆け上がる。
 自動改札に定期を投げ入れホームに入ると、出るぞと灯りのポカポカしている普通に飛び乗る。
 直ぐに戸が閉まり、ブザーが鳴って動き出す。乗れて良かった。これで今日は、ラジオを聴き損ねずに済む…。
 家は、今日も灯りが点いていない。凄く不安になる。
 倦怠期……?そんなバカな。おれたちは、まだ一ヶ月しか経っていない。信じられないが。
 少し始めの切れたラジオ講座を終えると、風呂の用意をする。ヒマなので、テレビをつける。
 風呂に入って、おれはもう寝ることにした。
 もう、あんなやつ知らん…。本当に、鍵を請求してやろう。
 真夜中、ヘンな感触でおれは目が覚めた。寝間着がはだけられて、舐められている。薄暗闇の中、誰かが蠢いている。誰じゃない、原田だ。
 一心不乱におれを愛撫している原田の首を、そーっとおれは絞めた。
 彼はおれを見上げ、おれと目が合うとニヤリと笑う。
「いつ帰ってん」
「ついさっき」
「今何時?」
 枕元の時計を見ながら、原田は、
「2時半やな」
「こんな時間まで何しとってん、…お前、おかしいぞ」
「ちゃんと帰ってきたやんか。閉め出されたくないから、」
「答えになってへんわ、…不安やねんで、ちゃんと答えて。…誰と、何処へ行っとったん…お前、8時にはもうおれへんかったやろ、」
 彼は顔を寄せニコニコと、
「電話してくれたんか。嬉しいわ」
 そして身体を撫で回す。口付けようとするのを制し、
「ちゃんと言わんうちは、何もしたらダメ、」
「そんなケチなこと言わないで…お前恋しさに、こうして来てんから」
「原田……。それ、何。また家に帰っとったん?」
「そう。夜中に車で来た」
「また帰るのか?」
「帰らへん。明日は車で送ったる」
「何で…?家が、どうかしたん?教えてよ」
「もう済んだ…はずや。明日教えたる。…早よ、抱かしてよ…」
 おれの顔に手を這わし、そう言うと食らいつくように彼は唇を塞いだ。

前回に続き、特に言うことはありません…。かなーりベタな展開か?先が読めますか?フッ、いいのさ…ある意味パート2は開き直ってベタ展開、王道ネタをやってやるって思って書いたから~。その分恥ずかしさ倍増かもしれん。
その割には、ごくごく王道ネタは書かないですねー。理由は分かってます。私なんかが書くより、スンバラシイ作品が世にたくさんあるから!満たされちゃって、今更萌えない自分の話なんか書きませんって。

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