ブレイクスルー2 -14-

 気が重いながらも、いやいやながらも、おれは嫌気が蔓延してズッシリと重い体を引きずりながら、原田にビルの下まで送ってもらい、月曜は出社した。
 こんなに会社に行くのがイヤなんて、久しぶりだ。
 原田はニコニコして言う。
「辞めたかったら、我慢せんと辞めなさいよ。後の面倒、見たるから、」
 そして、手を振る。
 おれはくらーい目して、ヤツを睨み、ビルの中に入って行った。
 階段を上がり、ドアの前に立つと、中から色んな雑音が聞こえる。ドアが、なかなか開けられない。
 でも、思い切って、ノブを掴み、回し、開けた。
「おはようございます……」
と目を伏せ低い声で誰ともなしに言うと、タイムカードを押した。
 ふと面を上げると、箒で掃いていた李さんと目が合い、「あ、おはようございます」と彼女はぎこちなく言って、少し顔を強ばらせた。
 おれはまたまたズーンと気が重くなり、くらくらする頭を抱えた。と、いきなり背中を思いっきり叩かれた。
「おはよう。何朝っぱらから頭抱えとん……。土曜の代わりに、今日は思う存分こき使ったるで」
 鈴木さんがきっとした目で言う。
「鈴木さん、土曜はどうも、……金曜は、ほんま済みません、」
 彼女は目を伏せ、テーブルに湯沸かしポットを置きながら、
「済んだことは、しゃあないやん、」
「何か、肩身が狭くて……」
「気ィ使いなや。……それが赤城君の、ええとこでもあるけどさ……。原田君に、ずうずうしさを教えてもらってんやろ?」
「エ?」
「ラッキーストライク」
「ああ、……」
 その時宮川さんも、「おはよう、もう大丈夫?」と声をかけてくれた。労るような声で。
「大丈夫なわけないんちゃん。この暗いつらを、見てやってよ」
 鈴木さんがおれの顔を指さす。
「すいません……。おれって本当に、男らしさに欠けてますよね、」
「まあ普通恥ずかしくて会社来られへんわな」
 ぐっさり、と突き刺さる。
「でもほんまに、皆に悪いことしたなと思て……雰囲気悪くして、気まずい思いさせて、……おっぽりだして。楽しいはずの飲み会を台無しにして、」
「赤城君1人が気に病むことないんちゃうの。……もう、いいって、……本当は、他に、イヤなことあるんちゃうの?」
「あの、……おれと原田、どういう関係か、分かりました?」
 すると鈴木さんが、
「薄々感じとったけど、……カラオケ待ってる時、確信した。あたしはね」
「あたしは分からへんかったわ。うらやましい位の仲良しと思とったから、」
「恥ずかしい……。気持ち悪いでしょ。気色悪いですよね。やっぱり」
「でも、赤城君は赤城君やからな」
「原田君も原田君やし」
「別に見る目変われへんよ。自分でも不思議やけど」
「目の前でおっ始められたら別か知れへんけど……あら、言い過ぎ?」
 赤くなっただろうおれを見て宮川さんが言う。
「やっぱ、やることやってんの?」
「別にいいじゃないですか……!知らなきゃ、それで、済むこともあります、Hですよ、お姉さん達、」
 すると2人は笑い、
「赤城君て、そーいうこと想像出来へんから、ついどこまでも言いたくなるよな」
「可愛いタイプ。でも、同棲してるし、原田君さんざスケベ、言うてたし、な」
 女の人にまで、言われてしまった。
 そうこうしてる内、電話は鳴りだし、佐藤さんに呼ばれたり、……仕事に追われて忙しくなった。
「劉さん」
と、機械に向かって背を向けている彼女に、原稿を手に言う。
 一瞬さっと3人一斉に目を走らされる。ああ、ヤな気持。
「はい」
と振り返る彼女。いつもの溌剌とした感じが消え、精彩に欠ける顔。
「仕事……。それから、ごめん。先週は、……」
「何も謝ることないですよ。……赤城さんこそ、元気出してください」
 そう言う彼女の方が、何か痛々しい。
 いたたまれなくなって、さっと説明を終え、自分のデスクに戻る。
 ああ、やっぱり辞めちゃおうかなあ…と一瞬ボーッとする。
 そうだよな……その方が、給料上がるし、休みも増えるし。
 でもおれは、原田の会社にだけは行かないぞ。
「佐藤さん」
と、またも佐藤さんを、1人のところを掴まえる。
 彼はいつものように、生気ない顔を向け、呆けたような表情で、
「何、」
と言う。
 決断したら、早いうちがいい……と自分に言い聞かせ、
「あの、……お話、あるんですけど、」
「何、」
「ちょっとここでは、……会議室の方へ、」
「何なの」
「今月20日で(20日〆なので)辞めさせて頂きたいんですけど、」
と言えば、
「急な話やな。何で」
と言われる。
 おれは、やっぱりオペレーターがやりたい、ということを力説した。
 佐藤さんは引き留め、イヤミを言い、なだめすかしたが、
「まァ、まだ試用期間中やしな……。でも、残念やわ」
と辞職を受け入れてくれた。
 机に戻ると、ホーッと息付く。さようなら、おれのデスク。
 机上の電話が鳴った。取る。原田だった。
「ああ……。何」
「張さん今日は、食わしてくれへんの?」
「お前たいがいしつこくて、ずうずうしすぎるわ。この、ドアホウ!が。……一応、言うてみたろか?そんな急には、呼んでくれへんと思うで。おれが今日、どんな気持ちでここに座っとるか、分かるか?お前、」
と、つい、恨み言を言い連ねるおれに、
「分かった分かった、……恨み言は、後でね。ちゃんと仕事せえよ」
と原田は切ってしまった。
 そして、おれは張さんに電話する。
「もしもし……赤城ですけど。今日お昼、遊び行ったらあきません?……そうなんです。原田のヤツがマジな上に、早く行きたいらしくて……都合が悪かったら遠慮せんと断って下さいよ。よく言うときますから」
「いいよ。いらっしゃい」
と張さんは言ってくれた。
「赤城君、仕事中に私用電話はやめてや」
と後ろから声が……。鈴木さんである。
「ほんま、ずーずーしくなったよな」
「ハア……。済みません」
「でも、それでええねん」
と去っていく。
 張さんは、急だというのに、ちゃんと水餃子を用意してくれている。湯気を立ててて、美味しそう。
 張さんとこ行く、と言ったら仕事を渡されたので、まず仕事の説明をする。
「へえ~~。これが、水餃子か」
と目を丸くして原田が言う。
「食べさせて」
 なぞと言う。こいつ……、おれは、ソファで横に座ってるんだけど、少し身を遠ざけ、
「あほか。ガキやあるまいし、自分で食えよ」
「いいやん。張さんの前やったら、」
「いちゃつくなって、言われてんの。……お前に羞恥心はないのか、ねえ、張さん」
 張さんは少し困った顔で、
「当てられたら、つらいもん」
「ホラ……自分で食え」
 張さんはそれから少し意地悪く笑い、
「赤城君にドッキリして、手を出したなってもええんなら、遠慮なくいちゃつきなさい」
 原田はさすがに効いたらしく、珍しく困惑した表情のあと、
「自分で食います」
と黙々と食べ始めた。

 おれが辞めるという話は、次の日もう広まってた。鈴木さんは本気で怒る。
「何で辞めるのん。卑怯やわ」
「申し訳ありません……こんなに良くして頂いたのに、」
「そうやで。気にせんでええと、言うてるやん。やっと仕事も覚えてきて、楽になったとこやのに……」
 すると宮川さんが横から口を出す。
「でも赤城君の身になったら、そうも言われへんかもよ。そんな怒りなや、」
「次のとこ行っても、同じようなトラブル起こるんちゃう?だったら、……」
 それはおれも思わんでもないが。
「でももう、達っちゃんのことが済んだんで、……そうそうまずいことは起こらへんと思うし、……」
 2人は顔見交わし、
「それだけは、分からへんわ。あの子普通過ぎるもん」
「じゃ、おれと原田は、普通やないと、」
「ま、何やっててもおかしくない気はするわ」
 一体おれたちって……。
「ま、何にしても、もう決まったことやし、残念やけど、本人が決めたことやし、……でも、赤城君、辞めるのやめたなったら、みっともないことないから、いつでもやめてよ」
と、これは宮川さんである。
 お昼時、立ち上がると昨日殆どしゃべらず、顔も合わさなかった李さんが、きっと正面向いて、おれのところへ来た。
「赤城さん」
「はい?」
 彼女は、まだ硬さの取れない表情で、でも真っ直ぐにおれを見、
「明日、弁当持ってきますから、……約束、果たして下さいね」
「エ?……でも、もう、……」
「いいじゃないですか。前にも言ったでしょ。……いつも同じメンバーじゃ、つまらないし、」
 その時後ろから、宮川さんが、
「あっ、じゃああたしらも弁当にしようか、」
と言う。すると鈴木さんが、
「別にええやん。……あたしら居ると、うるさいし、」
 そして2人で外に出て行く。
 おれは、おれが辞めるということを、原田に言わないでくれと李さん達に口止めしておいた。次のところが決まってからでないと、安心して打ち明けられない。
 次の日、原田はぬけぬけと、李さんの作ってくれた弁当を、うちの会社の会議室で食い、
「美味しい。こんなん食うたら、その辺の中華行かれへん、」
と言う。そしておれの頂いている劉さんの餃子を横から一つ取り、
「劉さん。いいお嫁さんになれるよ」
とニコニコして言う。
「でももう、赤城君は諦めてね。赤城君はぼくのお嫁さんになることが決まっとるから、」
 おれは睨み、
「何でおれがお前のお嫁さんにならなあかんねん……!おれは男やで。お前が嫁になれば、」
「今更何言うとん。……誰がどう見たって、おれとお前じゃ、お前が嫁さん。そうやろ?」
と皆にふる。3人は、困惑した表情で、
「ハア……」
と答えるだけ。
「大体役割的にもお前の方が、……」
 おれはヤツを殴る。
「皆純なお嬢さんやねんから、そーゆー刺激の強すぎる話はよしなさい」
 ゴハンを作ってもらったお礼に、後日また、2人でおごることにした。
 皆の好意には、胸が痛くなるばかりである。
 おれは早々に、時間外に面接して次のところを決めた。
 いくら原田と一緒がいやでも、この界隈は離れたくなかったので、今のところからも、原田のとこからも10分程しか離れてない版下の会社。
 今の会社より、きれいなビルの3階の、20~30人くらいのこぎれいなところだった。この業界にしては当たり前、むしろちゃんとしてる方みたいで男女比率は7:3位 。若い人達の多い会社である。おれの上司になるらしい、電算の主任は30前後の若い男だった。
 給料は2、3万アップだし、休みは日・祝と土曜月2回。1回は全員休みで、もう1日は好きな日に。
 少し、昔の自分に戻ったような、自分が収まるべきところに収まる気がした。慣れた仕事のせいだろう。カンが掴めるし、男が多い。原田は、またいらん心配をするかな。
 鈴木さんたちは、おれの送別会を忘年会にしようと言ったが、一度辞めたとこにまた来るのも恥ずかしいと言ったら、20日、ということに決まった。
 新しい会社は、というと、もう冬休みにすぐ入るし、年始から来て下さい、と。
 つまりおれは、12月21日から1月7日まで、またもや、17日ものバケーションを楽しむハメになったのだ。
「あ、あっ……」
とその夜も飽きずに喘がされるおれ。
 原田はおれの体の線にねちっこく手を這わせ、
「なあお前、スカートはいてみたいと思えへん?」
と耳元でささやく。
「思わない」
「あっそ、」
 一回果てた後、
「ムチャクチャ寒いから、春になるまで色々と遊ばれへんな」
と言う。
「まだしたいこと、あるんか、」
 彼はニヤつき、
「あるよ」
 そしておれを抱き寄せ、
「今は身体が熱いから、やっちゃおーかな……寒さも心地いい」
「うそ、」
 彼はおれを身を起こさせ、部屋の隅の姿見に、真正面に映させる。そこに映る、後ろから手を回し、鏡を見る彼の目が、ニヤついてていやらしい。
 そして、前に回した手でいじられる。
 思わず目を閉じ、顔を逸らすと、
「目を開けろ」
と言う。そんな……。
「自分のあられもない姿を見るのも、いいもんだろ」
「いやだ。…恥ずかしい」
 それでも薄目開け、そっと見ると、開ききらない目に、微かに寄った眉間の皺に、動きに合わせて息を漏らす半開きの唇が実にいやらしい。耐えきれなくなって、また目を閉じると、
「もっと見なさいよ」
ときつく詰られる。
 言われるままに、もう一度そっと目を開ける。原田、らんらんと目を光らせて、楽しそう。そして彼の動く手の先には、おれの、……ああ、だめだ。見てられない。
「どうや、色っぽくて、きれいやろ、お前……。おれもなかなか、お前の全部は見られへんし、……これもビデオに、撮ろうかな」
「いやだ……!」
 ろれつの回らない声で、答える。
 身体が強ばる。四肢が、痙攣する。彼が、そんなおれをガッチリと抱きしめる。
「赤城君……。もっと泣かせたい」
「サディスト……」
「おれSMはせえへんで。でも、心理的SMはスキ。いじめたい」
「……いじめたら?もっとひどいこと、してみて……」
 そう言った途端に、硬く当たっていたものが更に……。熱く、荒く息継ぎながら、彼は、
「お前も、挑発、いう言葉を覚えたよな……。怖いヤツに、なりそう」
 言いながらバックで入れてくる。
「相手が相手ですから、……」
 後ろからのし掛かられながら、答える。

 そんなことが書きたかった訳ではないのだ。でも印象が強かったので、つい書いてしまった。
 取りあえず終わって、疲れた身体を横たえていると、このタイミングでひさびさにタバコを吸う原田。おれはそんな彼を見上げ、
「原田。おれ、辞めることに決めたわ」
と言うと、彼は目を丸くしておれを見つめた後、ニヤニヤし、
「じゃ、明日課長に言うとくから……、」
「あほう、おれは行かへんわ、もう次のとこも決めてん、」
「何でそない嫌がんねん、冷たいで、お前、」
「お前の下でなんて、誰が働くか、」
「言いたいこと言いやがって……!あんなことぐらいで、転職しやがって、ほんま情けないよな、お前という男は、」
「お前のせいで辞めなあかんようになってんで、おれはやっと馴染んだとこやったのに……!それをそんな風に言うお前こそ、血が通てへんわ、」
「フン……。でも達に諦めさしたんは、おれやからな」
 そしてひとしきり言い合った後、目も合わさず、仰向けで、彼は、
「で、何するん。今度はどこ?」
と訊く。おれも天井を睨み、
「オペレーター」
「だったら、……」
と原田はおれの方に起き直る。
「原田。おれの考え聞いてちょーだい。一緒にやるまで、別のとこでキャリア積んで、色んな仕事とか、やり方とか、機械覚えようや。……その方が絶対、幅も広がるし、クライアントも増えるわ、」
「お前に仕事、持ってこれるんか」
 痛いところを突かれ、ムッとする。
「おれかって、その気になれば、絶対取れるわ、」
 彼はおれをじっと睨み、タバコに火を点け、また仰向けになる。煙突のように、煙が立ち上る。
「フン……。お前の強情さは、いや、ガンコさはよう分かったよ。九州男児ですけんね……!で、どこなん、」
「××(駅名)、○○ビルの3階、××いうとこ」
「男おんのちゃん」
「女もおるし……。給料上がるし、休みも土曜月2回だし、」
 そして一息入れ、
「12月21日から1月7日の初出まで、おれ休みやから」
「またおれに養わせるつもりか……」
 がーん、とする。頭くらくらしそう。
「分かったよ。お前に迷惑はかけません。ファミレスか何かで、ずっとバイトするわ……年末も、正月も、」
「お前やっぱ可愛げないわ。何でそんなイヤミやねん」
 どうせおれは甲斐性なしだよ、男として、ダメダメだ。情けなくなって、涙が出そう。
「じゃあ、出てけよ。合い鍵置いて、さっさと出てけ、」
 彼は少し黙り、目をつむってるおれを抱き寄せた。
 そして無言で口づけた。涙がその間、一筋伝った。
「ずっと、休んどけよ……。毎日、毎日、おれの帰りを待っとって、メシ作って、さ……。無職時代にやり残したこと、やろうや。『お帰りなさい』て言うてよ……。クリスマスも、ゆっくり出来るし……」
 そして、おれを愛撫する。
「原田……」
 ちょっと泣きが入りながら、彼を呼ぶ。そんなおれを愛しながら、
「お前は、可愛いよ……。悪かったわ、おれも……」
と呟く原田。
「誰にも渡さへんわ……。絶対」
 そしておれの右手を取り、指を組む。

 次の日、夜、柴本さんから電話があった。
 原田が取った。
「ああ、柴本さん。こないだはどうもすんませんでした」
と言っておれに渡す。
「あ、今晩わ。こないだは、ごめん……。びっくりしたやろ、ほんまごめんな。あのあと、どうなったん……?」
と訊けば、少し硬い声で、
「ああ、びっくりしたで。……お前ら、やっぱそうなん?」
と言うから、
「見たとおり、感じた通り、いうことにしとくわ」
「まさかおれの友達に、そんなヤツがおるとは思えへんかったわ……。一体なんでひっついてん。一緒に働いとる時は、全然そんなやつちゃうかったやん。お前……。何かお前のこと、理解出来ひんようになってきたわ」
 おれは少し、皮肉に、
「理解しとったと思とったこと自体が、間違いかもよ」
「まあ、ええわ。ちょっと気色いけど、取りあえず友達でおろうな」
「柴本さんが望むなら……。おれは、こんなヤツやけど。でもおれは、原田やから、ええねんで。別に本物のつもりはないで。……そんなことより、自分のことはどうなん」
「う~ん。……あのあと、もうそれどこじゃなくなったやろ。鈴木さんもなんか機嫌悪そうにムッツリしとったし……。あんましゃべられへんかったし、……お前、どう思う?」
 答えに詰まり、おれは少し上を見る。
「柴本さんがまだアタックしたいんやったら、場、用意するけど……?」
「また飲み会?」
「いや。おれの送別会」
「え。辞めんの?」
「うん。根性なしやろ。おれ……」
「ま、しゃーないかな。……いや、行かんとく。達っちゃんも行かへん言うやろし」
「達っちゃん、変わってへん?」
「何か知らんが、元通り淡々としてるで。……お前、達っちゃんとのケンカ言うのも……」
「はっきり言うで。よう聞いときや。おれが原田と達っちゃんを、フタマタかけて、原田を取った。それで仲悪くなった。……分かった?」
 彼は少し沈黙し、
「お前が、誘惑した?」
と訊くから、
「知らん間にしとったみたい」
「おれは感じひんかったわ」
「柴本さんは、ずっと友達やで。……じゃまた、飲んだり、遊んだりしよな」
と切る。

もう後日談に入ってますね。そしてパート3への伏線?全然大丈夫違いましたな。次のとこ…(笑)、ちょっと赤城君泣きすぎですか?今の内?だけなんでカンベンしたって下さい。ファミレスでバイト…って書いたとき、番外で「バイト編」が浮かんだんですよ…。ギャルソンみたいに白いシャツに黒エプロンして、トイレの個室で他のバイト君に襲われかけて「ギャー!」言うてる赤城君が…(笑)書きませんでしたけどね。

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